2021年06月03日

homifyの特集記事に載りました ♯6

調湿で快適な住まいをつくる
https://www.homify.jp/ideabooks/7921150/



アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.sblo.jp/


調湿と住まいの快適さは関係しています。

例えば、日本の夏は高温多湿。湿度は体感

温度と関係しており、同じ温度でも湿度が

高いほど暑く感じられます。

一方、冬は湿度が低くなり乾燥状態が続く

と、のどを痛めてしまったり、インフルエ

ンザや風邪にかかりやすくなってしまいま

す。今回は、そんな調湿と住まいについて

紹介していきます。


調湿は住まいの健康を保ちます。

気密性のみを重視した家は、いわば家が呼

吸が出来ない状態です。

昔から日本の家は高温多湿の気候に合わせ

てつくられており、木や紙、土などの自然

素材を多用した通気の良い呼吸する素材で

建てられてきました。壁や床が呼吸できる

自然素材の優しいリビングは、自然の調湿

機能によって快適な生活空間をつくります。


梅雨の時期のジメジメとした湿気対策には、

家具の置き場所を変えることも効果的です。

特に、壁や窓際は空気の逃げ道がなく湿気

がこもり易くなります。ソファなどの大型

家具は壁から離したところに配置しましょ

う。

by homify
  


Posted by アース建築工房 at 09:17Comments(0)雑談

2021年05月29日

homifyの特集記事に載りました ♯5

SDGs目標達成に向けて、私たちが家を建て
る時に出来ること

https://www.homify.jp/ideabooks/7932078/



アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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SDGsと建築について17目標の1

貧困をなくそうというということから考えて

みましょう。

日本の住宅は、非常に価格が高く長期の住宅

ローンは悩みの種です。住宅ローン返済に苦

しんで家計が困窮している持ち家貧乏といわ

れるような状況も時折クローズアップされま

す。

そんな時、例えば建築家が提供する安全で持

続可能なローコスト住宅は、私達が家を建て

るときの負担を軽減すると共に、貧困に悩ま

ずに安心して暮らしていける住いの在り方を

提供してくれます。

こちらの住まいは、無駄を極力省いて2000万

(税・エアコン・カーテン・外構工事・地盤

改良・設計料・抵当権設定・登記費用・地盤

調査費用別途)で仕上げられた住まい。

シンプルな外観と大きな開口部、室内は桧無

垢フローリングや構造材表しの天井で木の質

感が優しい空間をつくります。

by homify
  


Posted by アース建築工房 at 17:03Comments(0)雑談

2021年05月28日

水害・災害に強い家

HouzzさんとSUVACOさんのの特集記事に載りました。

「災害に強い住まいづくりで知っておきたい基本ポイント」
https://www.houzz.jp/ideabooks/138715086/list

水害に強い土地選び・家づくりのポイント
https://suvaco.jp/doc/flood-control-200914






アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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「高基礎の平屋」が建つ地域は以前から近くの河川が氾濫

しやすく、この地域の民家は造成をして地盤を90㎝程上げ

てあります。

「高基礎の平屋」では「造成」では地盤が安定しないとい

う理由で「高基礎」を選択しました。


ただ高基礎で気を付けなければならない事は、水害が発生

した時に「泥水」の比重は1.4前後になり、建物に大きな浮

力がかかります。

「高基礎の平屋」では安全率を考慮した浮力計算を行い、

外物入れの内部基礎の部分に直径10㎝の穴を2つ開けて、水

害が発生して、浮力が大きくなるまで水位が上がった時には

上記の穴より泥水を床下に入れて、浮力で建物が浮かない処

理をしています。


木造の2階建て以下の一般的な大きさの住宅程度ですと「構

造計算」は義務付けられていませんが、「高基礎の平屋」は

「構造計算=許容応力度計算」を行って「耐震等級3」も確

保しました。

 

  


Posted by アース建築工房 at 10:27Comments(0)住宅設計の知恵袋

2020年05月07日

合板耐力壁



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一般的に合板の「耐力壁」は柱の外側に施工します。

その方が施工も楽で、合板の耐力壁を張ってしまえば

断熱材等が雨に濡れる心配もなくなります。


ただ合板の耐力壁を柱の外側に張る弱点もあります。

一番の弱点は、「合板は透湿性能」が低く壁内の湿気

を外部に僅かしか排出できません。

その為に断熱性能が低くて結露が発生しやすい住宅

では、冬季において「壁内の湿気」が結露してカビなど

の原因になります。


そこで私が設計した「タイニーハウス」では「耐力壁の

合板」を屋内側に張りました。

上でも書きましたが、合板は「透湿性能がとても低い」

ので湿気を通しにくい素材です。

逆に言えば、内装材としての合板は壁内に湿気を入れ

にくく、素材としての気密性能が高く壁内にカビを発生

させにくいといえます。

合板の荒い感じが好きで釘痕が見えても構わないとい

う、ローコストを望む方には一石二鳥でお勧めの方法

です。
 
  


Posted by アース建築工房 at 12:45Comments(0)住宅設計の知恵袋

2020年04月05日

防火設備



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「防火設備」とは建築用語で、一般的には防火戸等をいい

ます。

「防火戸」とは「準耐火建築物」、「耐火建築物」の「延焼の

恐れのある部分」に設ける開口部(サッシ等)をいいます。


「防火設備」が必要な部分には「防火認定」を受けたサッシ

に網入りガラスを嵌めこみます。

「防火設備」には、それ以外にも温度フューズ付のベンドキ

ャップや温度フューズ付の小屋裏換気口なども含まれま

す。

温度フューズ付の物は、隣家等で火事が起きた場合に、一

定温度を超えるとフューズが切れてダンパーが閉まって、隣

家からの火を入れないような仕組みになっています。


準耐火建築物・耐火建築物でない建物でも住宅が密集して

いる地域では「防火設備」を取り付けておいた方が安心感が

増します。

「防火設備」を取り付けても全体の金額から見れば、僅かな

金額のアップですので、隣家の壁が5m以内の部分には取

付をお勧めします。
 
  


Posted by アース建築工房 at 17:43Comments(0)住宅設計の知恵袋

2020年03月02日

再・外を楽しむ




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これからの季節はオープンテラスのカフェが人気があり

ます。

真冬は別にして、他の季節は外の空気をそれぞれの人

が楽しんでいるようです。

ヨーロッパの街では当たり前の事ですが、日本の街でも、

外の空気を楽しむ風潮が浸透してきたようです。


日本でも田舎の民家などでは、建具で仕切られていな

い縁側があって、そこでお茶や3時のおやつを楽しむ習

慣がかつてはありました。


休日にブランチをしたりビールを飲んだりと、外で楽し

める場所があると、生活の巾がとても広がると思います。

何もしないで、ボーッとする時間もとても大切だと思い

ます。
 

   


Posted by アース建築工房 at 14:35Comments(0)雑談

2020年02月08日

サーキュレーター




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写真の左の建具の上に付いているエアコンの小さいような

機器が「サーキュレーター」です。

一般的なサーキュレーターは扇風機の感覚で、床に置いて

屋内の空気を対流させます。


冬季の屋内温度を調整する為のこの壁掛け式のサーキュ

レ ーターは、天井付近に滞留した暖かい空気を下へと降ろ

し ます。

これによって床の温度が2°C近く上がって、床に滞留した冷

たい空気を拡散して床付近の温度を上げてくれます。


屋内の熱の50%位は「外部の開口部」から逃げていきます。


冬季に外部に面したサッシで冷やされた「屋内の空気」は床

付近に滞留して、足元を寒々とさせます。この現象を「コール

ドドラフト」といいます。

コールドドラフトが起こると、断熱をしっかりとしたのに足元が

寒々として断熱効果が実感できません。


トリプルガラスや2重サッシにすれば「コールドドラフト」は押え

られるのですが、ペアガラスでは「コールドドラフ ト」は押えきれ

ません。そこで簡易的にサーキュレーター を運転する事によっ

て「足元の寒々感」が緩和されます。
 

難点は販売されている壁掛け式のサーキュレーターが2種類

しかない事です。

    


Posted by アース建築工房 at 13:21Comments(0)住宅設計の知恵袋

2020年01月26日

ガス管の取替え

平成8年に通商産業省(現:経済産業省)から発行されました

「消費者行政ニュース」においては、屋外埋設白ガス管の取

替え周 期は20年とされております。

また、住宅金融公庫の「賃貸マンションリフォームローンのご

案内」におきましても、屋外ガス管の計画改修周期は20年と

されています。


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高基礎の平屋」ではLPガスのガス管は、ガスボンベからガス

給 湯器までの配管(給湯以外はガスの使用はありません)を

外周の砂利敷きの部分に埋設しています。

駐車場のコンクリート土間部分にも「スリット」を設けて、その

部分に埋設しています。


上下水道管などは配管に漏れがあっても、大事故につなが

る恐れ はありませんが、ガス管は地中で漏れがあって滞留

した場合は大 事故につながる恐れがあります。

ガス管に関しては土間コンクリートなどで埋めてしまわないで、

簡単に「点検」、「交換」が出来る配慮をとっておきたいもので

す。
 
  


Posted by アース建築工房 at 10:13Comments(0)住宅設計の知恵袋

2020年01月18日

高基礎の平屋


南側外観


北東側外観


北側外観


リビング


リビングを通して子供室を見通す


リビング


寝室


玄関


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「高基礎の平屋」の建つ地域は以前から近くの河川が氾濫

しやすく、水害の多い地域です。その為にこの地域の民家

は造成をして地盤面を上げてあります。


「高基礎の平屋」では「造成」ではなく「高基礎」を選択して、

工事金額を抑えてあります。


雪深い地方にある別荘をイメージして、庭代わりの大きな

DECKを南側に取り付けて、DECKの前には木を植えて、

別 荘のようなリゾート感のある暮らしを意識して設計しまし

た。
 
 
  


Posted by アース建築工房 at 15:48Comments(0)設計事例

2019年12月31日

高基礎の平屋 完成









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高基礎の平屋が完成しました。

元々この住宅が建つ地域は以前から水害が多い地域で、

周りの住宅は「宅地造成法」にかからない範囲(1m以下の

盛り土)で擁壁を造って盛り土をしています。

盛り土を行うと予算が多くなってしまうという理由から高 基

礎を選択しました。

外部に取付いているエアコンの屋外機やガス給湯器など

も出来る限り高い位置に取り付けてあります。


大きな水害が発生した時には、外部物入れの木製扉(床

よ り1.2m下がり)の隙間から外部物入れに水が浸入して、

外部物入れの内部の基礎に開けた直径15㎝の穴(金網付)

2か所より基礎の内部に水が浸入して、建物が浮力によって

浮か ないような対策を取っています。

入った床下の水は納戸の窓~床下点検口を経由して水中

ポン プによって外部に水を排水できるように考えてあります。

  


Posted by アース建築工房 at 13:17Comments(0)木造住宅の出来るまで♯1

2019年12月19日

完成間近





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「高基礎の平屋」の完成も近づいてきました。

上の写真は南側の外観の写真です。

平屋らしい横への「直線的なのびやかさ」を表現できまし

た。

まだDECKの前に木が植えられていませんが、これから僅

かな本数ですが「植栽」も行われます。

選んだ木はジューンベリーとハイノキ、そして紅葉の綺麗

なドウダンツツジです。

ジューンベリーは春には食べられる実を付けますので、多

くの鳥たちが寄ってくると思います。


下の写真はリビングの南側の障子のはまった開口部です。

障子によって光が穏やかに拡散されますので、「心地良い

光に包まれた空間」になると思います。
 
  


Posted by アース建築工房 at 09:30Comments(0)木造住宅の出来るまで♯1

2019年12月14日

DECK工事中








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「高基礎の平屋」の工事もいよいよ最終段階に入ってきま

した。

上の写真はDECKの柱を建てているところです。

柱を基礎から金物で浮かせて、基礎の上に降った雨水を

D ECKの柱が吸い込まないようにしています。これによっ

てDECKの柱が腐りにくくなります。


「高基礎の平屋」では大きなDECKをリビングの前に造っ

てDECKを庭代わりのように使用します。

雪深い地方の別荘のDECKのようなイメージを意図して

み ました。


下の写真は「外部物入れの扉」です。外部物入れは道路

の正面にある為に、アルミの引き戸を設置すると少し安っ

ぽ い感じになるので、アルミの引き戸は避けて外部物入

れの引き戸は木製として、安っぽさを払拭してみました。


この外部物入れを入ると階段が付いていて、階段を上る

と キッチンの横に出るようになっています。

奥さんが買い物から帰ってきて、外部物入れの階段を登

れ ばすぐにキッチンの冷蔵庫へ直行という動線を考えて

あり ます。

ひょっとすると、家族のメインの入口は外部物入れになる

かもしれませんね。

  


Posted by アース建築工房 at 18:11Comments(0)木造住宅の出来るまで♯1

2019年12月12日

造作と内装





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「高基礎の平屋」の造作(枠や棚取付等)工事も終わって

内装工事のビニールクロスの下地のパテ掛けが始まりまし

た。


上の写真はリビングの大きなサッシの内側に障子がはまる

枠と、障子を使用しない時には障子をしまっておく戸袋で

す。

「高基礎の平屋」では冬季にリビングの大きなサッシから

の熱損失を緩和する為に障子を内側に入れました。


冬の晴れたポカポカの日の午後の日差しは、障子をを通し

てとても「柔らかな温かみのある光」になると思います。


下の写真はビニークロの下地のパテ掛けの写真です。

ボードのジョイント部分やビスなどの痕が、ビニールクロ

スを貼った時に表面に出ないように、パテを掛けて消して

いきます。
 
  


Posted by アース建築工房 at 13:13Comments(0)木造住宅の出来るまで♯1

2019年12月05日

外壁塗装





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「高基礎の平屋」の外壁の塗装が完了して足場が取れまし

た。

塗装の下地はサイディングの縦張りです。サイディングの

縦のジョイント部分にガラスクロスで補強したパテを塗っ

て、その上から弾性塗料を吹き付けてあります。


パテの痕が分りにくいように、弾性塗料には凹凸の模様が

入っています。また弾性塗料としたのは、ジョイント部分

のパテにクラック(小さな割れ)が入っても表面の塗装ま

では影響が及ばないようにする為です。

一般的なサイディング(塗装品)に比べると、ジョイント

部分も見えないので意図していた「塗り壁風」に近づきま

した。


下の写真はアプローチの階段手すりです。

スチールの平鋼に亜鉛メッキを施してステンレスのアンカ

ーボルトで取り付けてあります。

階段とポーチにはモルタルを塗りますので、アンカーボル

トもモルタルの下に隠れてしまいます。

手摺の横(写真の左側)には排水溝を設けて、ポーチと階

段の雨水を流します。
 
  


Posted by アース建築工房 at 14:47Comments(0)木造住宅の出来るまで♯1

2019年11月26日

壁の胴縁下地



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「高基礎の平屋」の内壁の「胴縁下地(壁に付いている細

い木材)」です。

最近は内部壁のボード下地としての「胴縁」が減ってきま

した。

見えないところにはお金を掛けたくないという施工サイド

の考えがあるのでしょうが、廊下等の寸法に余裕がある

場 合や予算にも多少の余裕がある場合は、「胴縁下地」

があ った方が便利だしボードのクラック(割れ)が入りにく

く なります。


内部壁の「胴縁下地」は一般的には300間隔又は、450

間隔で取付けます。後で家具の耐震補強金具等も「胴縁

下地」が あれば割と簡単に、そしてしっかりと取り付けら

れます。


小さな地震時等の時などにも「胴縁下地」が構造体とボ

ード の干渉帯となり、ボードのクラック(割れ)が入り難く

もな ります。


作った家に長く住むためには、このような「見えない部分」

への配慮も必要だと思います。
 
  


Posted by アース建築工房 at 13:51Comments(0)木造住宅の出来るまで♯1

2019年11月15日

無垢のフローリング張り



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「高基礎の平屋」の桧の無垢フローリング張りです。

工務店の好意で私が図面に指示したものより格段にいい

桧のフローリングを張って貰っています。

無垢のフローリングは節があるかないかで価格が大きく

変わってきます。

この住宅では「節有のフローリング」で図面に指示したの

ですが、「ほとんど節の無い綺麗なフローリング」を好意

で張ってくれています。


このフローリングの上にオイル拭き取り仕上げを行うと、

表面が少し飴色になって、とてもいい雰囲気を醸し出し

てくれます。

桧は杉などより木の油を多く含んでいますので、オイル

も拭き取り仕上げをしないと「オイルがまだら」になって

しまいます。


「高基礎の平屋」ではボードを張ってから、フローリングを

張っています。

一般的な工程はその逆なのですが、万が一の事を考えて、

後でフローリングを交換する時に、壁に影響が出ない様に

との配慮をしました。
 
  


Posted by アース建築工房 at 13:49Comments(0)木造住宅の出来るまで♯1

2019年11月08日

外壁張り





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「高基礎の家」の外壁のサイディング張りが完了しまし

た。

このサイディングは縦張りで釘打ちの3×10板といって、

サ イディングの中では一番安い部類のものです。

サイディングが縦張りの為に、下地の胴縁は横張りとな

ります、普通に胴縁を張ると外壁の通気が出来ませんの

で、ここでは胴縁に架け込みを入れて外壁通気を行って

います。(下の写真)


このサイディングのジョイント部分と釘部分にパテを掛

け て、その上から弾性塗装を施しますので、仕上がりは

塗り壁風になる予定です。


サイディングは張ってから多少縮む可能性がありますの

で、パテを掛ける前に一勝間ほどそのままにして縮ませ

ます。

これで塗装が完了して外部の器具付が終われば足場は

解 体されて外構工事に着手できます。 
 
  


Posted by アース建築工房 at 13:25Comments(0)木造住宅の出来るまで♯1

2019年10月17日

ユニットバス取付



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「高基礎の平屋」のユニットバスの取付です。

今回のユニットバスはプランの関係上、洗い場の水栓の上に窓が取付きます。

その為にシャワーフックの位置や照明器具の配置換えをメーカーさんにおこな

って頂きました。


メーカーに施工図面を書いていただいたのですが、メーカーのパソコンでは

「標準仕様の図面」しか出せませんでしたので、メーカーの標準図に赤い線で

「訂正部分」を上書きして入念に打ち合わせをしました。

メーカーの「標準仕様」を変えるには、入念な図面の作成と入念な打ち合わせ

が必要だと今回は感じました。


ユニットバスの組み立ては2日程度で終わってしまいます。

また写真からもわかるように、将来にユニットバスを入れ替える時も、脱衣

室側の壁を1枚取り払うだけで入れ替えが可能です。

お風呂にこだわりがある方は別ですが、在来の浴室に比べると工事期間、金額、

メンテナンスのし易さ、後々のリフォームに簡単に対応できる等、見た目以外

はユニットバスに分があると思います。 


  


Posted by アース建築工房 at 18:51Comments(0)木造住宅の出来るまで♯1

2019年10月07日

吹付断熱材



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「高基礎の平屋」の吹付断熱材の施工中です。

吹付断熱は少々お高いですが、グラスウールなどと違って湿気

にも強く(湿気によって断熱性能が落ちにくい)施工と同時に

隙間も埋めてくれるので気密性能も上がります。


最近はコマーシャルの影響もあって「高気密」を求める方が多

くなってきました。

「高気密」は当然に隙間風の影響が少ないので、とても省エネ

になりますが、基本的に北国の為の仕様です。

冬季に室温と外気温の差が大きくなると壁内結露が発生します。

それを防ぐために屋内にポリエチレンのシートを張り巡らせて、

屋内の湿気が壁内に入らないようにして「壁内結露」を防ぎま

す。

しかし屋内に湿気がこもりやすいので、熱交換型の換気扇を常

時運転して、屋内の湿気を外部に放出します。


省エネの5~6地域以上の「温暖な地域」ですと、内部と外部

の気温差が少なく「内部結露」も北国に比べて格段に発生しに

くくなりますので、温暖な地域で「高気密」が必要なのかは少

し疑問を感じます。


断熱性能を上げていけば「内部結露」が発生しにくくなりま

す。

どの程度の断熱性能で「内部結露」が発生しないかは「結露

計算」を行えばある程度は分かります。

ただ温暖な地域でも「気流止め等=ある程度の気密性」は、

省エネの観点からも確実に行うべきだと思います。


温暖な地域で「高気密」を行っても問題はありませんが、あく

までも「熱交換型の換気扇」がセットでないと箪笥の裏などに

湿気が充満してカビの原因になります。


  


Posted by アース建築工房 at 14:23Comments(0)木造住宅の出来るまで♯1

2019年09月19日

外壁の遮熱シート



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「高基礎の平屋」のガルバリウム屋根も葺き終わり、外壁の

透湿防水シート張りも完了しました。

これで多少の雨では構造体が濡れる心配が無くなりました。


この外壁の「透湿防水シート」は「遮熱タイプ」になっていて、

外壁が夏季に受ける「輻射熱」を反射してくれます。

輻射熱を100%反射と言う訳にはいきませんが、ある程度の

効果は期待できると思います。


また「遮熱タイプ」の透湿防水シートは、一般の透湿防水シ

ートよりも厚くて丈夫に出来ていますので、工事途中の台風

などの強風にも破れにくく、工事中の安心感が増します。


金額は一般の「透湿防水シートよりは高いですが、全体の金

額から見ればごく僅かの金額アップですので、「遮熱タイプの

透湿防水シート」をお勧めいたします。
 
  


Posted by アース建築工房 at 13:52Comments(0)木造住宅の出来るまで♯1